特別定額給付金 申請書の手続きと問題

特別定額給付金申請書類の封書
緊急事態宣言解除後、翌月の2日に届きました。ようやくという感じです。
亞流はマイナンバーカードを持っていないので(通知カードは所持しています。)ネットでの申請は行わず、申請用紙が郵送されるのを待っていました。
自治体によって細かい所が違うため、細かい所は割愛しますが、

  1. 印鑑を捺印する
  2. 本人確認用と金融機関確認用のためのコピーを貼る
  3. 記入見本を見ながら、必要項目を記入して、むやみに〇をしない

など気を付けて記述しました。
本来は一次補正予算が決定して数日後に1人あたり10万円振り込まれるのが理想だったと思います。現実は申請書類が届くまで2か月も掛かっています。まだ給付段階ではないです。遅い。
申請したのは6/3(水)です。

特別定額給付金の入金の通知はがき
6/15(月)に特別定額給付金の入金予定の通知はがきが届き、振込予定は6/17(水)頃と記載があります。

ほとんどの方がまた政府の口車に誤解されていますが、「スピード感を持って」と頻繁に使われますが、これは必ずしも迅速・素早くする事ではない事です。
「早くする気持ち(気合い)を持って」という事ですよ。この文言自体からも逃げ口上が伺えてしまいます。

この給付金申請でマイナンバーカードの必要性が謳われていますが、そもそもこのマイナンバーカードでの申請方法についての問題が色々とありありの大ありです。

世帯別給付に対応していない

鶏が先か卵が先かの論理になってしまいますが、このカードは1人につき1枚です。マイナンバーカードの情報を保有するサーバー(マイナポータル)と世帯別に家族全員の情報を保有するサーバー(住民基本台帳)が所轄とシステムが全く違うようで、システム上の紐づけが出来ず(出来ておらず)、目視による整合をしなくてはならない事によりマンパワーが必要になり、そのぶん時間が掛かる結果となっています。そして、ネットの申請よりも郵便返信による申請の方が速いという体制の不具合が発生してしまいました。結局先かの理論よりも後に後になってしまっています。

法律的に無理な仕組み上の申請だった

そもそも、法律的にマイナンバーカードに何かしらの法整備がされていない苦肉の策のようでした。今頃マイナンバーカードに銀行口座を義務付ける法案を出そうとしている事からもうかがえます。政治は極端な縦社会のため横への小回りが容易に出来ないマネージメントの問題でしょうか。

マイナンバーカードでの申請トラブル

マイナンバーカードは有効期限が設けられています。顔写真を入れる必要があるため、有効期限が必要だという事は否定しませんが、延長手続きに近くの市区町村施設に足を運び手続きしなくはならない事となります。また、設定するパスワードが4つあります。そのパスワードを変更するにも市区町村施設に行かなくてはなりません。人が集中する事になり密状態となります。このような事は起こると想定してなかったのでしょうか。

サーバーダウンした

これは大問題だと思っています。でのパスワード変更・カード更新手続きのアクセス集中でサーバーダウンはあり得ません。マイナンバーカードを所有しているのは国民の2割弱と言われています。約1700万人です。その100分の1以下のアクセス集中なのにサーバーがダウンしてしまいました。マイナンバーカードでの申請が出来ると決まった時点でアクセスが集中する見越して増強してなかったのでしょうか。

本当に困っている人に大きな影響を受けてしまっていると感じるのは亞流だけでしょうか。
まず安心感と安全性が不可欠です。新型コロナウイルス対策でも言われている事です。

どう考えても全体の仕組みからシステム運用全部がずさん過ぎます。前述しましたが、マイナンバーカードに銀行口座を義務付ける法案で上から法的に強制をされるより、もっと以前の話のような気がしてなりません。
マイナンバーカードを発行する時にメールアドレスも一緒に登録させ、パスワードリマインダー機能を付け、アナログ変更の方法を減らすとか。
カード自体にICカードはついているものの、ポイントが付くような話も聞いた事がありますが、使う用途が極地的でいざ使うとなると限定的過ぎます。マイナンバーカードにチャージ機能が付き、カード決済が出来るような仕組みにして生活の一部化にしてしまうとか。(今のままの脆弱システムではどの金融機関にも許可されませんが・・・)
お薬手帳の内容がアーカイブ化しているとか。
年金情報が見られ、需給年の変更が自分で出来るようになっており、その年が来たら自動的にあらかじめ登録してあった口座に振り込まれる仕組みとか。
電子カルテ化が進んでいるので、病歴・罹患歴、歯型などが見られるとか。
いままでの献血記録が参照できるとか。
自分は全部見られるが、第三者はその担当しか参照できない(医者はその人の病歴しか見られない等)セキュア化が必要で前提です。とにかく、全体的な所から考え直す必要性を感じます。前提は民間サービスでは出来ない事を効率良く施行する事ではと思います。なのでポイント系でカード取得者を集めようとする方法は民間サービスとバッティングしてしまうので、市場活動を鑑みてちゃんと考えて頂きたい。

ほかにも。
通知カード(マイナンバーカードに引き換える券)をマイナンバーカードに換える期限が2020年9月までと決められています。なぜ?
また、本題と関係ないですが青色申告もネット申告に移行しないと来年65万円の控除が受けられなくなります。ネット申告にはe-Taxを使用し、e-Taxに移行するにはマイナンバーカードを使用しなくてはなりません。さらにカードリーダーがないと申告すらできません。そこになぜ、アナログ的物質を噛ませなくてはならない疑問もあります。直接パソコンでマイナポータル(マイナンバーカード所有者の接続サイト)から申告できないんでしょうか。

マイナンバーカードに信用度や利便性があるように感じないのに、期限だけが勝手に迫っています。訳が分かりません。

※これらの内容は亞流自身が色々な情報を調べ掲載している持論を含めた内容です。ウィルスの専門家ではありません。また、立場や環境、時間経過で差異が生じることはご容赦ください。亞流は今の国内の体制自体がコロナ感染者もさる事ながらコロナ廃業・失業、コロナ鬱までもがオーバーシュートしてしまうのではと危惧しています。亞流はいつの日かこの記事自体が骨折り損、無用の長物、蛇足になっている事を願います。

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