
日本は一応ウィズ・コロナ(with Corona)の方針です。感覚的にも論理的にも課題は山積している感が否めません。抜本的な解決方針もないままに再度緊急事態宣言が発出されましたが、第2の轍を踏むことになってしまいました。
- 「正しく恐れる」「ニューノーマル・新しい生活様式」出来ていますか?
- 政府は“やっている感”を出しても見抜かれています
- もう極地的な緊急事態宣言では国民の防疫に対する成果も行動変容は起こりません
- ゼロ・コロナへ
- COCOA仕様変更案
- COCOAアプリダウンロード先
- 謝辞
「正しく恐れる」「ニューノーマル・新しい生活様式」出来ていますか?
全て「ウィズ・コロナ」に対応するための造語です。説明してください。具体的にやってみてください。
言われて始めてからやっている人も、途中から焦ってやり始めた人、時々やっている人、たまにやっている人、たまたま出来なかった日もある人、想像するにバラバラです。
認識の違い、誤解やニュアンスの違い、その日の気分の違いでいくらでもバラバラになります。
「ウィズ・コロナ」の言葉が持つ、うつってしまう事、うつさせてしまう事を前提として考えているからで陽性者は減りもしないし、逆に増加してしまう結果に繋がっているとは考えられないでしょうか。
政府は“やっている感”を出しても見抜かれています
小出しにこの地域ダメと宣言し、10時までだったのを8時までとか、追加でこの地域ダメとか・・・
防疫対応がすぐできる年齢や職業、防疫情報をいつも取得している人、していない人。あらゆる環境や状況の変化に対応できる人、できない人等。それら様々な動く人々に対応しているかどうかです。答えはノーといわざるを得ません。
だから成人式をやる地域や延期する、中止する地域もバラバラです。やった地域に限ってはマスコミが喜びそうな煽り満載の状況です。
バラバラな状態でダラダラ対策してもミイラ取りがミイラになるだけです。一部ミイラになり始めている感が・・・
まず、必要なのは「目的」「ゴール」とその「目安」。シンプルに伝えるしかありません。
もう極地的な緊急事態宣言では国民の防疫に対する成果や行動変容は起こりません

残念ながら局地的に制限できたのは去年の早いうちだった感が否めません。
健常者と変わりない元気な無症状感染者が、多くの経路不明者を生み、巡り巡って重症者を増やす結果に繋がってしまう可能性が高いと思われます。健常者と無症状感染者の行動範囲は変わりません。大体の方々は薄々感じていた事ではないでしょうか。
さらに、イギリスから変異したコロナウィルスが渡航歴のない方に確認されたようです。
イギリスの変異コロナは感染力が今までの1.7倍と言われています。陽性の検出スピードを今よりも数倍早くする体制に尽力する必要があります。
そのような体制にしないと、マスクしていても3密回避していたとしても、ちょっとした気の緩みだけで接触感染が増加してしまいます。接触感染は場所由来です。場所が特定できたとしても、今の体制では数日後、下手したら1週間以上前の情報かもしれません。その頃には感染者を介して他の場所に広がっている可能性も考慮しなくてはなりません。
運転士のクラスターは氷山の一角だと思っておいた方がいいでしょう。不特定多数が触る場所に対しての接触感染も疑う必要が急務です。これは昨年の状況も踏まえ、4月がピークになってしまうことも考えた方が良さそうです。
21年2月7日に緊急事態宣言解除予定ですが、まともな成果はないと思われます。継続になるか再々発出するかも分かりませんが空想のプランとして提案します。
感染元になる無症状感染者を迅速に検出し、いかに一時行動停止して頂くかを主眼に置いた計画です。
方針を『ゼロ・コロナ』に転換する
題目『全国非常事態休暇』
概要
- 非常事態宣言込みの国民への2週間の休暇を設定「終日外出自粛」
- スケジュール:3月下旬~4月上旬の2週間(春休みに懸かるように)+ 予備期間2週間
- 2週間の行動範囲:一般の方は2週間は通院・食品・日用品購入以外は外出を控える
- 行動できる業種:医療や介護などのエッセンシャルワーカー、コロナ感染症関連機関、食品・日用品等における物流・販売関係、公共機関、電気・ガス・水道のインフラ関係、畜産・農業・漁業。報道やマスコミ。また、テレワーク・リモートなど外出しなくて働ける業種は含む。公共交通機関は通常の3割に間引き運行。
- 例外規定:距離を保ち密にならない所での散歩や運動は外出可
1次、2次の緊急事態宣言とほとんど変わりません。大事なのは順序です。
事前準備
政治・自治体の責任において必須要件として各々90%以上達成しなければ発出なし。どの項目がどの役割を担うかも迅速に決めて進める。まず休暇リスクに対する保障や救済プランを完了した上で施行することで、少しでも将来的な不安を払拭させる事が大事です。
- 空港の近くに大規模な仮設の隔離施設を併設し完了、それに伴い必要なエッセンシャルワーカーの確保
- 民間医療にもコロナ収容のための病床の設備投資と環境を整える(重症・中等症優先)
- 18歳以上の国民に15万円の支給を完了
(予備期間が入る場合はその倍が現実的) - エッセンシャルワーカーにワクチンを接種完了、そして高齢者・持病を持っている方に対しての接種を準備
- スマホ使用者にCOCOAをインストールを促し60%以上の国民がCOCOAを使用。スマホ非利用者及びCOCOAバージョンに対応してない機種の場合はその購入費用を予備費で負担する
(※仕様変更する。仕様変更案はこちら。経路不明を検出するためにはGPS機能と日時情報を付加、そのためには時限設定の法的枠組みと検疫的周知、啓蒙、統括的な拡充の必要があります)
休暇期間中
- TV新聞等のマスメディア、インターネット、SNSに対してゼロ・コロナへの方向転換する事と防疫・検疫の徹底の告知、広告(※国民の老若男女全てが見れるように)
- 自治体に対して、危険レベル(ステージ1など)の文言と重症者基準などの基準値の統一
- 警察の不用意に外出している人への職務質問の徹底や3密状態に対する積極的介入とCOCOAインストールの確認、また上記の店舗や繁華街が休業しているかどうかのパトロールを徹底。
(ホンモノの自粛警察。拒否する人に対しては職務妨害として対処) - 休日を利用して学校の体育館や校庭を貸し切り、高齢者やリスクのある人に対してワクチンを接種
- 休日終了の目安を明確化(陽性者何人まで/ステージ番号は論理的だが分かり難い/以前大阪が行った「青・黄・赤」の信号タイプの方が分かりやすい。)
休暇終了
- 基準を明確に決め、基準を満たした都道府県から行動の緩和
- 警察の介入は継続
(飲食店は店側ではなくお客に対しての介入ができるように時限設定の法改正を行う。法があるかどうかも不明ですが・・・)
亞流は法律の事はほとんど分かりませんが、施行は時限設定である事が重要であると考えています。
入院・避難措置を拒否した時の罰則は反対です。
すでに若年層は「悪くても軽症で済む、死ぬ可能性は低い」という知識は浸透しています。(発症し軽症であれば後遺症が残る可能性もありますが・・・)また、特に発症前もウィルスをバラまく特徴もあります。果たして無症状者・発症前に検査してくれるでしょうか。「生活のために仕事もしなくては」「もし陽性で隔離・拘束され拒否したら罰則って…」と検査に行く事を止めてしまうのではないでしょうか。検査行動は任意なので隔離に罰則がある事で能動的な検査行動が阻害され、さらに無症状、発症前の可能性の人は検査してくれなくなります。
ウィルスを保有しているのに元気な無症状者・発症前感染者が動くことで経路不明の感染者が増加する事を懸念してないのでしょうか。
休業・時短拒否の罰則も反対です。
店舗側は十分な補償がないので、生活のために営業します。
店舗クラスター発生はお客由来が多いとされます。三密回避や接触感染の防疫行動が十分でないから発生しますが、それを十分に達するまでフォローするのが行政の役割だと思います。権力で上から押しつけて、後はご勝手には横暴です。
COCOA仕様変更要件
経路不明を迅速に検出しクラスターや他の無症状者を見つけるための変更案です。アプリ及び付随システム(HER-SYS)に対して現実的な仕様の変更を提案します。過去から訴えている事を図式化しました。
GPS機能を付加する

現在 COCOA利用者で且つ15分以上1m以内に居た同士は14日間COCOAのアプリIDで各々の端末内に保存されています。

(電波の届きにくい所や地下などの遮蔽空間はGPSが捉えられない可能性があります。)
HER-SYS(ハーシス)との連携をスムーズに

陽性者情報の登録>8桁の処理番号を入力後
HER-SYSとの連携を許可するボタンが表示されAPI連携等が出来る

過去接触者として保存されていたデータがHER-SYSに送信され処理番号に基づいたデータとして保存される。
いままでの通知機能はそのまま機能する。
肝はこの(陽性者として確認された時)で初めて個人情報が必要になるという事です。その告知や啓蒙も大事ですし、COCOAをインストールした時点で個人情報を抜き取られると思っている事や、変な事に使われないか、漏洩しないかと心配している方が多いのがCOCOA利用者に繋がらない理由の一つです。先の宣言解除時のCOCOA説明の時(ずっと亞流は言ってますがCOCOAは宣言発出時にリリースしてほしかった)、プライバシー云々の説明が先立ち、目的や内容が順序立って的確に説明がされなかったため、それが国民の誤解を招きインストールが増えない原因の一つだったと思います。
HER-SYS(ハーシス)をもっと有用性があるように

GPSの近似値及び同日時にあたる場所はクラスターの可能性が高い

経路不明に関わる発生源の特定と統計及び検証が出来る(※飲食店以外の発生源の特定)

頭がうまく回らない症状での経路回顧は難しく時間も懸かる。記憶の誤認を回避できる。
亞流は陽性者にも医療従事者にもなってないため、HER-SYSについての仕様は詳しくは分かりませんが、以上のようになるかと思います。要はデジタルで出来る事は人力に頼らない事と前の記事にも書きましたが飲食店ばかりを責めるのはどうかという意見も持っています。いままでGO TOイートと推してきたにも関わらず一転悪者扱いです。まともに説明できなければ結果に結びつく施策を切望します。
逆説的に述べると、現状のCOCOAでは有っても無くても今までどおり「人海戦術で対応すればいいじゃん」という事になってしまいます。
それもままならない状態に陥るのを危惧していたので、COCOAの必要性を訴えていました。
COCOAのさらに発展版
防疫に協力できる方だけ参加できるような仕組みです。図の通り、個人情報は送信されない仕組みです。この事によりCOCOAを見る頻度が上がり、自分の行動を振り返るきっかけにもなります。

「防疫に参加する」項目を作る

「参加する」ボタンを押すとHER-SYSのデータベースに今までの行動履歴が送信される
(個人情報は送られずCOCOAのアプリIDの紐づいた場所情報・日時と接触した人のアプリIDと場所情報・日時)

スマホ内に保存されているデータから自分の行動履歴も地図上で見れるようにする
(COCOA同士1m以内15分間接触した事があれば表示される。接触した方のCOCOAアプリID等は表示されない。)
他にもCOCOA仕様・機能について気になる点が幾つかありますが、最後に一つだけ言わせて頂くと、さすが!国で作っただけあってデザインがダサイです。
コロナは変異しやすいウィルスです。海外から感染性が高い変異ウィルスが入ってきていますが、もっと懸念しなくてはいけないのは、感染者が増えれば増えるほど変異の可能性が高くなり、最悪なのはMARSのような致死率の高いコロナウィルスに変異し発現した時です。発現した時には変異かすぐ分かりません。分析に数週間~数か月が要されます。強毒に変異してしまったら元も子もありません。そうならないためにもゼロ・コロナを目指すべきです。
今国民が求めているのは「安全・安心」です。
COCOAアプリ ダウンロード先はこちら
謝辞
万が一、完全実行に至ったとしても人と人の事ですので粗があり、穴もあります。言葉足らずの事もあるのは十分承知の上でこの困難にどう立ち向かっていくと良いかを考えて今に至っています。上記の記事に関して、及び他の同種の記事を含め不快な思いをしてしまった方、不安に陥ってしまった方に謝意を述べさせて頂きます。またこのコロナ禍で健康や金銭面で大変な思いをされた方にお見舞い申し上げると共に、家族や親しい友人・知人を亡くしてしまった方々に哀悼の意を表します。
これらの内容は亞流自身が色々な情報を読み執り掲載している持論を含めた内容です。ウィルスの専門家でも法律家でもありません。ただ、ネットワークに関してはそれなりに強い方です。また、立場や環境、時間経過で差異が生じることはご容赦ください。亞流は今の国内の体制自体がコロナ感染者増加もさる事ながらコロナ廃業・失業、コロナ鬱までもがオーバーシュートしてしまうのではと危惧しています。亞流はいつの日かこの記事自体が骨折り損、無用